放課後は猫と一緒に勉強&お世話体験。地元の小中学生が通い詰める新プログラムがスタート!

飛騨市のふるさと納税を活用したソーシャルビジネス支援事業で行われている保護猫シェルター、「SAVE THE CAT HIDA ネコリパブリック飛騨」(所在地:岐阜県飛騨市古川町)にて、地域の小中学生を対象とした新プログラム「猫寺子屋」をスタートさせます。
「猫寺子屋」は、猫とふれあいながら学び、猫のお世話を通じて命の大切さを学べる新しい地域型の学び場です。放課後や夏休みの時間に、保護猫たちと共に過ごせるこの取り組みは、子どもたちと猫、双方にとってやさしい未来をつくる第一歩となります。
SAVE THE CAT HIDA
「SAVE THE CAT HIDA ネコリパブリック飛騨」とは、飛騨市のふるさと納税を活用したソーシャルビジネス支援事業で設立した、岐阜県飛騨市中心地にある、ネコリパブリックの保護猫のためのシェルターです。
ホスピスなども併設し、飛騨地域の猫たちの受け入れ、譲渡を行っています。



小学生が“500円握りしめて”毎日通う姿にヒント
「SAVE THE CAT HIDA ネコリパブリック飛騨」では、13時〜17時の間、500円以上の任意のご寄付で猫部屋に自由に滞在できる仕組みを取り入れています。最近では、地元の小学生たちが、放課後にお小遣いを持って通う姿が目立つようになりました。
しかし「毎回500円のご寄付は、小学生にとっては負担が大きいのでは…」というスタッフの気づきから、「もっと気軽に、もっとたくさん来てほしい」という思いを込めて、新たに【月額2,000円の“猫寺子屋プラン”】をスタートすることにしました。


猫部屋で“宿題し放題”!勉強机も新調しました
猫とふれあうだけでなく、「宿題を猫部屋でやる」という体験も、猫寺子屋の魅力のひとつ。
「お父さんお母さんに“宿題しに行く”って言える!」と、子どもたちは大喜び。猫たちがそばにいる空間で、リラックスしながら学ぶ時間は、子どもたちにとっても特別な放課後となっています。
スタッフはこの声を受け、猫部屋に勉強用の机を新たに設置。夏休みの宿題も“猫と一緒なら楽しく進むかも!?”という期待の声もあがっています。

猫のお世話体験をすることで、命の重みを感じる時間に
「猫寺子屋」では、ふれあいや勉強だけでなく、猫のお世話体験もプログラムに含まれます。
猫たちのごはんを準備したり、ブラッシングをしたり、トイレ掃除をしたり…。
日々のお世話を通じて、子どもたちは命と向き合い、“保護猫”という存在を身近に感じていきます。
このシェルターで過ごした子ども時代の思い出が、将来「命を大切にする大人」への土台となるように――そんな願いを込めた取り組みです。


地域と猫をつなぐ、新しい「学びのかたち」を目指して
「猫寺子屋」は、単なる保護猫とのふれあいにとどまらず、子どもたちの居場所づくり、そして命の教育という側面でも期待が高まっています。
保護猫活動の“未来の担い手”を育てるこの新たな試みは、今後他の地域でも広がっていく可能性を秘めています。
この夏、飛騨の子どもたちにとって最高の居場所が、ネコリパブリック飛騨で待っています。
猫寺子屋プラン:小学生・中学生対象/月額2,000円のご寄付で利用可能
内容:猫部屋での滞在、宿題スペース利用、猫のお世話体験 等