たくさんの猫達を保護していると、たくさんの病気の子たちが集まってきます。
救おうとすればするほど、重い病気をもった猫たちと向き合います。
一匹、一匹、みんな幸せにしたい。でも、この腕の中で見送る子たちもどうしてもでてきます。
先日、扁平上皮癌の手術と放射線治療をうけ、完治し、さらに毎日サプリなどを飲んで頑張っていた大福ちゃんの、がんの再発が判明した。
悲しい。悔しい、、、
私達にできることは、大福が残りの日々を穏やかに過ごせるようにサポートすること。
早くに再発に気がついてあげたらもっとできることはあったのかもしれない。
でも、ネコリパで過ごせたことが大福の幸せな日々であるように、スタッフ、ボランティアさんと共に愛情いっぱいで見守っていこうと思う。最期のときまで、、、
2023/4/17
Comment
[年齢・性別]
不明・男の子
[経緯]
岐阜県のとある建物の近くでたくさんのノラちゃんがご飯をもらっており、カイくんもその1匹。
保護主さんは良く見かける2匹を保護して暖かいお家に入れてあげたいとのことでしたが、なかなかその子たちは賢く、
捕獲器を警戒して全く入りませんでした。
そこで何日も仕掛けるうちに入る子たちはお目当ての子ではなく、計4匹の猫たちが捕まりました。
ペローナ、ハレ、カリファ、そしてカイ君です。
保護したては疥癬という皮膚病を患っており、カイセンのカイから取り、カイ君と名付けました。
そして生粋の野良君で、人間への恐怖心から攻撃が止まりませんでした。
ご飯を上げようとしても怒りまくりでスタッフもビクビクしながらあげていました。
去勢手術を行った獣医からは、「この子はお外の生活が長かったからお外の方が幸せかもしれない。返してあげるのも優しさだと思う」と言われ、
TNRを決意していました。
そんな中スタッフの一人が立ち上がり、おうちで人馴れトレーニングをすることに。
そしたらあら不思議、たった1週間ほどで触らせてくれるようになり、さらには甘えてくれるようになったのです。
これにはスタッフ一同「なんで?!」と驚きました。
猫は環境の変化やふとしたことがきっかけで180度性格が変わることがあります。今回はそれを常々感じさせられましたね。
[特徴・性格]
甘えん坊でお胸の白いお毛毛の鈴がポイント。
年齢は不詳。もしかしたらおじいちゃんかもしれませんね。
甘えん坊ですが、お粗相癖があるため、どこでもしてもいいよー!という強者の方募集中です。
夜は必ずスタッフの布団の上に来て寝てくれるそうです。
エイズ陽性のキャリア持ちです。
[健康状態]
食欲あり。元気。
ワクチン3種接種 済
駆虫 済
不妊手術 済
エイズ 陽性
白血病 陰性