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悲しいお知らせです

ネコリパハウス高円寺

ネコリパハウス高円寺の「くろみ」ちゃん。
9才で虹の橋を渡ってしまいました。

お母さんの「みい」と姉妹の「うすみ」はお茶の水店にデビューしており、「ちみ」はすでに譲渡され新しい家族と暮らしています。

みんなより少し臆病だったくろみちゃんは、もう少し人馴れする為に高円寺シェルターに残りました。
しばらくケージ生活でしたが、お外の方が馴れてくれる猫さんも多いのでひょっとしたらくろみも…ということで、ケージから出て自由に過ごしていました。


期待通り、ケージの時より人との距離感が近付いて、背中や顔周りも以前より触らせてくれるようになって来た矢先、何だか歩き方がおかしいぞ?ということに気付き、病院で検査をしました。

最初は足を少し引きずっていたので骨折を疑いました。
ヨタヨタと頭が左右に揺れるような動きもあり、先生は脳の可能性もあるとおっしゃっていて、脳となると詳しく知るにはMRIを撮ってみないと分からない…との事でした。
足はレントゲンを撮った結果、骨折はしておらず、膝関節に剥がれた軟骨が挟まっているのが見られました。
そのせいで歩きずらいのではないか?となり、その破片の摘出手術は現実的でなかったので、痛々しくは見えてしまいますが、そのまま付き合い続ける事になりました。

しばらくは不自由な足でも、ジャンプしたり走って逃げたりしていたのですが、徐々にペットベッドから動かなくなり、ドライフードも残すようになりました。

足、痛いのかな…?
シャー!を言う元気はある。
また消炎鎮痛剤をもらいに行った方が良いかな…。
などと様子を見ている間に、とうとうしっかり立つことができなくなってしまいました。
最初に病院へ行ってからひと月も経たないうちにです。
トイレへ行くのも難しかったようで、いつもいるペットベッドで粗相をしていました。

その次の日、くろみの様子を見にいくと、もう上体を起き上がらせる事が出来ずにいました。
昨日までうずくまる姿勢で寝れていたのに、両手、両足がピーンと突っ張っていて、動かない感じでした。
…足が痛いだけでこの状態に?!
急いでまた病院へ。

色々な可能性が考えられました。
検査もしました。
しかし時すでに遅し。
その翌日、くろみは静かに息を引き取りました。

虹の橋までの旅路が心細く無いように、お店にいるみいお母さんと姉妹のうすみの匂いをカードに付けて、シェルターの同じお部屋で一緒に過ごしていた子達の匂いも付けて、お守りとして持たせました。

葬儀には、くろみの飼い主さんのご家族も参列してくださいました。
高齢のご夫婦が飼育していましたが、旦那さまは2年前に亡くなられていて、くろみは飼い主さんにしか触らせなかったというので、大好きな旦那さまのところへ逝ってしまったんだな…などとお話をしました。

くろみは真っ黒だから、どんな花の色でも映えるね。

虹の橋の向こうで、また大好きなお父さんと会えるね。

くろみ、ネコリパに来てくれてありがとう。

シャー!の顔も可愛かったよ。

また会おうね。

行ってらっしゃい。

それぞれの想いを伝えて、くろみの旅立ちを見送りました。

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虹の橋
  • 性別女の子
  • 年齢7-10才
  • 在籍店ネコリパハウス高円寺
  • 毛色
  • 毛の長さ短毛
  • 人馴れ度びびり

Comment

母猫のみぃが保護された時にすでにお腹の中にいたそうです。
みぃの子供たちは「うすみ」「くろみ」「ちみ」

4匹の中で一番人見知り。
「シャー」 か挨拶な事もあります。
爪は出さずに猫パンチ!

首相あさかのつぶやき

たくさんの猫達を保護していると、たくさんの病気の子たちが集まってきます。
救おうとすればするほど、重い病気をもった猫たちと向き合います。

一匹、一匹、みんな幸せにしたい。でも、この腕の中で見送る子たちもどうしてもでてきます。

先日、扁平上皮癌の手術と放射線治療をうけ、完治し、さらに毎日サプリなどを飲んで頑張っていた大福ちゃんの、がんの再発が判明した。

悲しい。悔しい、、、

私達にできることは、大福が残りの日々を穏やかに過ごせるようにサポートすること。
早くに再発に気がついてあげたらもっとできることはあったのかもしれない。
でも、ネコリパで過ごせたことが大福の幸せな日々であるように、スタッフ、ボランティアさんと共に愛情いっぱいで見守っていこうと思う。最期のときまで、、、

2023/4/17

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