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あんづの変化

大阪ねこ浴場

多頭飼育崩壊現場からレスキューされた、ネコリパ大阪初期メンバーのあんづちゃん。
ネコビルでは日中は階段の隙間など人目につかない場所へ隠れている事が多く、ご飯の時間以外は滅多に表には出てきませんでした。

ネコビルからねこ浴場へ移ってからもそれは変わらず、人の多い日中はトイレ収納棚の空きスペースで眠って過ごし、閉店後にフラっと出てきて、ねこ舞台のキャットステップで眠る日々でした。スタッフはそんなあんづちゃんに、少しでも人間に慣れてもらえればと、優しく話しかけたりそっと手を差し出してみたりということを毎日繰り返してきました。

そんな日々の中で変化は突然やってきました。
昨年末、あんづちゃんがホットカーペットの上で寛いでいたところで、いつものようにあんづちゃんの背中をそっと撫でてみました。すると、いつもならすぐに起きて逃げようとするのに、特に嫌がる素振りも見せずに受け入れてくれたのです。

最初はたまたま機嫌が良かったのかな、とも思いましたが、その日を境にあきらかに触れるようになり、また触ってとアピールするような素振りも見せてくれるようになりました。愛情を持って根気強く接すれば、ちゃんとそれに応えてくれる、ということを改めて実感させてくれました。

過去にたくさんの辛い経験をしてきたあんづちゃん。だからこそ本当のお家を早く見つけてあげて、沢山の幸せに包まれた穏やかな日々を送ってほしいと思わずにはいられないのです。

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卒業ねこ
  • 性別女の子
  • 年齢7-10才
  • 在籍店大阪ねこ浴場
  • 毛色
  • 毛の長さ短毛
  • 人馴れ度シャイ

Comment

大阪ネコリパが発足するきっかけとなった、57匹の取り残された猫の1匹。
鋭い眼光の持ち主あんづさん。見た目は怖いけれど、とてもかわいい声でご飯をおねだりする一面も。
手のひらにおやつをのせて差し出すと、やさしくお上品に食べたあと、キレイにペロペロしてくれるギャップがウリ。
2018年に肺に穴があき、多くの皆様のカンパで大手術をすることができ、今も元気にしています。
ねこ浴場では、トイレコーナーの1室をあんづの部屋として営業中は隠れていることが多かったあんづですが、とつぜん、お尻ぽんぽんが大好きなスリスリ猫に変身!!
あんづがネコリパと出会ってもう6年。やっと、家猫としての自覚を持つようになったようです!

首相あさかのつぶやき

たくさんの猫達を保護していると、たくさんの病気の子たちが集まってきます。
救おうとすればするほど、重い病気をもった猫たちと向き合います。

一匹、一匹、みんな幸せにしたい。でも、この腕の中で見送る子たちもどうしてもでてきます。

先日、扁平上皮癌の手術と放射線治療をうけ、完治し、さらに毎日サプリなどを飲んで頑張っていた大福ちゃんの、がんの再発が判明した。

悲しい。悔しい、、、

私達にできることは、大福が残りの日々を穏やかに過ごせるようにサポートすること。
早くに再発に気がついてあげたらもっとできることはあったのかもしれない。
でも、ネコリパで過ごせたことが大福の幸せな日々であるように、スタッフ、ボランティアさんと共に愛情いっぱいで見守っていこうと思う。最期のときまで、、、

2023/4/17

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